高等部クラス(各クラス 定員6名)
●時間割
高校1年生(Ⅰ・Ⅱ・A 数Ⅰ、基礎解析、確率、整数論) 20:00~21:30
高校2年生(Ⅱ・Ⅲ・B 基礎解析、代数、幾何) 20:00~21:30
高校3年生(Ⅲ・演習 微分積分学 ) 20:00~21:30
学ぶことと向き合え、更に数学を学びたいと考えている高校生が対象の授業クラスです。
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●授業料
高校1年生・高校2年生 26000 円
高校3年生 17000円
●授業詳細
高等部クラスは、数学の中で関数、不等式、整数論、数列、ベクトル、微分積分など色々な単元を学びます。
ただ、教科書に載っている内容だけでなく、なぜそうなるか証明するための実験をし、生徒達が自ら証明をし、記述で解いていきます。
例えば、三角比はsin(サイン)・cos(コサイン)、tan(タンジョント)を単位円を使い、体系的に身に着け、そうしながら、円の方程式の学んでいくのです。
数列でも漸化式の仕組みや微分積分とは、そもそも何ぞやといったことを追求していきます。
また、私が出題する例題や演習問題は、大学入試問題から良問を生徒達と一緒に解いていきます。
私が言う良問についてですが、ただ理解していても、理由が分かっていないと、そして色々な視線から解法を捉えられる柔軟な考えが必要な問題を指します。
ただ、殆どの高校では、早くて高校2年生の三学期、遅くても高校3年生の夏頃には、高校数学を終わらせます。
9月頃から大学入試対策のための、演習授業・模試が待っています。日本の数学教育では、微分積分やベクトルも数学を学ぶうえで中途半端な学び方をしています。
そうなると、大学に進学しても、本当に微分積分の意味からして理解しておらず、教育(数学)理・工学部などで解析学を受講すると高校の微分積分が、大学の微分積分、解析学と繋がっていかないのです。
当スクールでは、高校3年生の夏までに大学で習う範囲ですが、マクローリン展開やフーリエ級数を紹介し、理解を深め、微分積分の導入や復習をしたりしながら、解析学の基礎に繋がるよう授業を展開しています。
マクローリン展開やフーリエ級数など大学で習う範囲ですが、実際に難関大学の入試問題に誘導つきで出題されていることが多く、どうしても高校数学と大学での数学がかみ合っていない状況を大学側(数学者)はもどかしく感じているような気がします。
当スクールの卒業生は、大学に進学しても(北海道大学、信州大学、首都大学東京、埼玉大学、防衛医大など)上位にいて大学生活を満喫しているようです。
数学という文化をいかに繋げていくのか、常日頃私が考え続ける課題でもあります。
最後に、高等部3年生クラスは夏後半から手作りプリントを解いていきます。
卒業生の中には「先生、本当に最後の最後まで記述でしたね」といった感想を。
センター試験が、どのように変わろうとも、受験数学という狭い空間で反復練習するより、
数学を箱の外から覗くように、そして箱の空間をただ覗くだけでなく、
自分から自由に行ききできる力が、数学という文化に違和感なく入っていける鍵だと考えています。